【時短】パワポの「スライドマスター」を編集する方法|統一感のあるスライドを短時間で量産する必殺技

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皆さんはPowerPoint(以下パワポ)の「スライドマスター」という機能をご存知でしょうか?

「スライドマスター」とはスライドの雛形・テンプレートのことです。

新しいスライドを挿入する時に出てくるスライドレイアウトの候補たち、と言ったほうが実感が湧くかもしれません。

本記事では「スライドの雛形」である「スライドマスター」を自由自在にカスタマイズする方法をご紹介します。

見やすいスライドを素早く作るために必要不可欠な機能なので、ぜひご活用ください!

後半では私が実践しているスライドマスターの発展的な使い方についても簡単に紹介します。

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パワポの「スライドマスター」とは?

改めて、「スライドマスター」とはスライドの雛形・テンプレートのことです。

新しいスライドを挿入する時に出てくるスライドレイアウトの候補たち、と言ったほうが実感が湧くかもしれません。

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「スライドマスター」の編集方法

「スライドの雛形」である「スライドマスター」ですが、実は自由自在にカスタマイズ可能です。オリジナルの雛形が作成可能です。

一度オリジナルの雛形を作っておけば、それを使い回すだけで統一感のあるデザインのスライドが量産できます。

スライドマスターの編集方法を3ステップに分けて説明していきます。

Step1. スライドマスター編集画面を開く|「表示」タブ>スライドマスター

スライドマスターを編集する際は専用の編集画面を開く必要があります。

「表示」タブ>「スライドマスター」をクリックしてください。

何やら見慣れない画面が出てきます。スライドマスターはこの編集画面でカスタマイズしていきます。

「スライドマスターの編集画面」から出る時は

「スライドマスターの編集画面」から出て個別スライドの編集画面に戻りたい時は「スライドマスター」タブの「マスター表示を閉じる」を押してください。

Step2. 全スライド共通のデザインを変更する|スライドサイズ・フォント・配色・背景色を変更しよう

スライドマスター編集画面を開いたら、まず全スライド共通のデザイン(スライドサイズ・フォント・配色・背景色)をカスタマイズしていきます。

いずれも画面上部のリボンの「スライド マスター」タブのメニューでカスタマイズしていきます。

全スライド共通デザインの変更①スライドサイズ|標準(4:3)かワイド(16:9)だが「A4横」もおすすめ

スライドサイズは標準(4:3)かワイド(16:9)から選びます。

それぞれのメリット・デメリットを以下に示します。

標準(4:3)ワイド(16:9)
メリット○正方形に近くレイアウトしやすい○スクリーン・画面と同じ縦横比(大会場でのプレゼン向き)
デメリット✕スクリーン・画面に投影すると左右が余る✕横長すぎてレイアウトが難しい

株主総会・セミナー等の大きな会場でプレゼンする場合はワイド(16:9)、それ以外の場合(特にスライドをそのまま印刷して配布する場合)は標準(4:3)、と状況によって使い分けるのがベストです。

ちなみに私は標準(4:3)とワイド(16:9)のどちらでもなく「A4横」サイズでスライドを作っています。

これは、私はパワポをプレゼンスライド作成用途より図解資料作成用途で使うことが多いためです。A4横でスライドを作っておけば用紙ピッタリのサイズで印刷が可能です。

また、A4横はちょうど標準(4:3)とワイド(16:9)の間の縦横比のため、レイアウトのしやすさとスクリーン映えのバランスも取れていると考えています。

「A4横」でスライドを作る場合は、「スライド マスター」タブの「スライドのサイズ」>「ユーザー設定のスライドサイズ」で「A4」を選択してください。

全スライド共通デザインの変更②配色|「Office 2007-2010」か自分で設定

スライドの文字色・図形の塗りつぶしの色・枠線の色として用いる「テーマの色」を変更できます。

「テーマの色とは?」「どんな色を選べばいいの?」という方は以下の記事をご覧ください。

詳しくは上のリンク先をご覧いただければと思いますが、特にこだわりがない場合は「Office 2007-2010」を選んでおくと無難です。

全スライド共通デザインの変更③フォント|「游ゴシック」か「メイリオ」

スライドで使用するフォントを選択することができます。

ここで選択するフォントは「見出しのフォント」と「本文のフォント」の2種類です。

「見出しのフォント」「本文のフォント」って何?という方は以下の記事を参照してください。Wordを想定した記事ですがパワポでも概念は同じです。

デフォルトのフォントセットは使い勝手が悪いので、見出しのフォント・本文のフォントの両方とも游ゴシックorメイリオを使いましょう。

全スライド共通デザインの変更④背景色|原則「白」

「背景のスタイル」で全スライドの背景色をまとめて変更することができます。

しかし、ビジネス用途ではよほどの理由がない限り背景色は「白」とするべきです。

したがって、この設定をいじることはほぼないと考えていただいて差し支えありません。

Step3. 雛形のデザインを編集する|レイアウトを作成・編集しよう

Step2で全スライド共通のデザインのカスタマイズが完了したら、いよいよ雛形本体の編集に入ります。

個別の雛形=「レイアウト」を編集する!

実は1つのスライドマスターに対し複数の雛形を作成することができます。

新しいスライドを挿入しようとするとき、「タイトルスライドの雛形」や「タイトルとコンテンツの雛形」、さらには「縦書きの雛形」に至るまで様々な雛形が用意されていることがわかります。

これら各種類の雛形のことを「レイアウト」と呼びます。スライドマスター編集画面の左側に並んでいるスライド群がレイアウトです。

1つのスライドマスターに複数のレイアウトがぶら下がっている構図です。

ここからはその「レイアウト」を編集する方法を説明していきます。

雛形デザインの編集|「レイアウト」の編集方法

「レイアウト」の編集方法を、最もよく使われるであろう「タイトルとコンテンツ」レイアウトを例に説明していきます。

この例では主に以下2点を変更しています。

  • タイトルボックス・テキストボックス:サイズ変更・フォントを太字に変更
  • 図形(山・タイトル下の長方形):新規追加

2点の変更を加えたレイアウトを実際に使ってみると、以下の通り雛形に変更が反映されています。

  • タイトルボックス・コンテンツボックス:はじめから編集後のサイズ・フォントとなっている
  • 追加した図形:背景として追加されている(スライド編集中は選択できないようになっている)

スライドマスター上で追加したタイトルボックスとコンテンツボックス以外の図形は背景として追加され、個別のスライド編集中は触れない・選択できないようになる点に注意してください。

雛形デザインの編集|見やすい・使いやすい「レイアウト」デザインのポイント

以上の通り各「レイアウト」を編集することで、オリジナルの雛形を作成し、使い回すことができます。

見やすい・使いやすい「レイアウトデザインのコツ」は別記事で紹介します。

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時短だけじゃない!「スライドマスター」を活用するメリット

「スライドマスター」の編集方法をひととおりご紹介したところで、まとめを兼ねてスライドマスターを活用するメリットについて説明します。

「スライドマスター」活用のメリット①|統一感のあるスライドが作れる

1つ目のメリットは「統一感があるスライドが作れる」ことです。

スライドの基本的なデザインを一度作っておくと、それを使い回すだけで統一感のあるスライドが量産できるようになります。

「スライドマスター」活用のメリット②|繰り返し作業を減らせる

2つ目のメリットは「繰り返し作業を減らせる」ことです。

例えば「全スライドにロゴを配置したい」「全スライドのタイトルは緑背景にしたい」などのように「全ページに〇〇したい」という場合にスライドマスターは威力を発揮します。

スライドマスターを使わない場合、各ページにひたすらコピー&ペーストを繰り返す必要が出てきます。

一方で、スライドマスターを活用すれば、一度デザインの雛形を作るだけでそれを使い回せるようになるので、繰り返し作業が不要となり時短になります。 

「スライドマスター」活用のメリット③|動かしたくない図形を背景に埋め殺せる

3つ目のメリットは「動かしたくない図形を背景に埋め殺せる」というものです。

これはスライドマスターのやや発展的な使い方になります 。

上述の通り、スライドマスター上で編集した図形は個別のスライドを編集する際には動かなくなります。背景に埋め込まれた状態となるのです。

この機能を活用すると「スライド上で触りたくない・動かしたくない図形を背景に埋め殺す」ことが可能になります。スライド上で編集したくない図形はスライドマスターに配置しておければ良いからです。

この方法を活かすとパワポ上で複雑な図を作る作業の生産性を飛躍的にさせることができます。

以下の記事で「図形の誤選択のイライラを減らす方法」として詳述していますので、こちらもぜひご覧ください。

「丸を選択しようと思っていたのに隣の四角を動かしてしまった」「写真の上配置したテキストを選択しようと思っていたのに背景の写真を触ってしまった」といった「誤選択のイライラ」を減らすコツをまとめてご紹介しています。この記事の内容を実践すると「お前じゃねーよ!!!」と叫びたくなる回数がきっと減るはずです。

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